アナログ線画のこだわりと気付き
こんにちは、天知ハルカです。
漫画やイラストを描いて活動しています。
今回は「アナログで線画をするときに使う画材」についてです。
私は普段漫画制作(モノクロ)の際は
下書き:デジタル→線画:アナログ→ベタ・トーン:デジタル
というやり方で作業しています。
思えば1つの行程毎にスキャンをする、という手間のかかるやり方。
一度線画もデジタルで試してみたのですが、
完成した線画は見比べてみるとアナログの線とは何かが違う…
その違いが何なのかと考えた時
「使う画材」によるものではないかと仮定するようになりました。
アナログ/デジタルでの違いの画像を載せた記事:
使用画材
①デジタル線画
- 主線のペン
- 描き込み用のペン
これらを使い、太さを調節しながら使い分けています。
デジタルはこのように太さや描き味の調節ができるため
とても便利です。
②アナログ線画
次にアナログでは
- 丸ペン(主に主線)
- Gペン(太く強弱を付けたい所)
- スクールペン(髪の毛)
- ミリペン0.05(背景など描き込み)
- ミリペン0.03(描き込み細い所)
- ミリペン0.8(枠線)
- 筆ペン細・太(ベタシャープな所)
- サインペン細・太(ベタ)
(最近ミリペンは1pに1本なくなるペース)
付けペンやミリペンを使い分けて描いていますが
最近は白黒・描き込みを多くしたいと
以前より使用頻度が多くなりました。
【予想】違いは画材の数か?
アナログでは何度も画材を持ち替えては描画する…という作業。
デジタルに比べてかなり手数がかかります。
でも、この画材の数が線画の線に違いを生んでいるのかもしれない…と思うようになりました。
アナログ画材はそれぞれ描く時のタッチ、太さ、荒さが違います。
描いている時は気付かないものの、スキャンして客観的に見た時
デジタルに変換された時にそれぞれの画材の特性がはっきり出る気がします。
デジタルで同じように画材を分ける事もできるのですが
デジタルは線の荒さ・細さ・タッチをアナログ同様違うものの
どこか整理された綺麗な線になる気がします。
整った線画にしたい場合はすごく良いのですが
私はどこか人の手で描く「手慣れてない感じ・荒さ」が好きで
線画はアナログを捨てきれない、とこだわりを持ち続けたいと思っています。
まとめ
はっきりと言葉で表現するには難しい、でも確かに違いがあって
それを絵の世界では「なんとなく好き・嫌い」と選別されていくー
おそらく、数字や統計といった明確なもので表せない「何か」があると
強く感じています。
そして今回、アナログとデジタル線画の「違い」は
個人的にいつも不思議に思っていました。
でもアナログで作業している時の自分の広げてある画材を目にして
自分のこだわりを思い出したと同時に、「目に見えないけど、好きなもの」に気付いて。
絵の世界でも効率がもてはやされ、移り変わりも素早く激しい時代。
それでも何か・どこか心に留まるような、また時流に関係なく
そういうこだわりを「好き」と言って貰えるような
そんな人にいつか自分の作品を届ける事ができたら…と、
これからもこだわりを持ち続け、描き続けていきたいです。
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